6/25(土)18:00-21:00、大蔵海岸多目的広場クラブハウス内談話室ならびにフットサルコート場
において、第二回スキルアップ研修会「警告・退場」を開催しました。
1時限目は、前回のテーマである「ノーマルフットボールコンタクト(どこまでの接触がファウルで
どこまでがノーファウルか)」の振り返り。
2時限目は、小雨が降りしきる中、フットサルコートでイエローカードの提示練習。※写真参照
3時限目は部屋に戻り、「無謀な」について、講義を受けていただきました。
20名を超える審判員の積極的な参加に我々も喜びを感じながら、核となる”ファウルを見極める
ポイントの説明”と”カード提示”に関わるシチュエーションを再現させ、現場で実際にどのような
対応をするべきか、をコート上にて実演(実技指導)しました。
特に2時限目の実戦形式では、ゴール前で起こったファウルに対し、FKにて再開する場面において
「規定の距離を守らない守備側競技者への対応」「主審への異議」「遅延行為」「クイックリスタ
ートの保障」「再開場所をズラす」等、様々な状況を設定し、それをどう主審が捌けるか、どの場面
でカードを提示するかをトレーニングしました。
参加審判員からは、「意外とすることが多くて戸惑った」「わざとボールを蹴り出したり、主審に詰め
寄ってきたり、大きな声で異議を唱えたり….実際にこんなことが起こりえるのか?」「直前の講義で
覚えたものが、いざ現場に立ってみると焦ってできないもんですね。」と、色んな気づきがあったと
思います。
手順としては、①笛②攻撃側のシグナル③競技者の安全④ファウルの起こった地点からの再開(ボールの
位置/静止)⑤クイックリスタートの見極め⑥相手競技者との距離⑦⑥の様子を見ながら笛でプレーを
止めるべきかを考える…..等、今回は④以降の中でデモストレーターが不正を犯す場面を作り、”何が悪く
てイエローカードを提示するのか”をトレーニングしました。
四種/三種ではあまり起こりえない場面かもしれませんが、実際一種(社会人)では決して「少くない」
事象であることから、これらを想定して常にレフェリングをしていただきたいです。
3時限目のテーマ「無謀な」については、映像を使用しながら競技者が【危険にさらされる】シーンを
見て、どんな意図をもって、どの部位でどれくらいの力と勢いでどのような行為をしたのか、をまずは考え
ていただきました。
その結果、「警告」に値する項目(例えば、負傷しそうな力でタックルする)を見極め、その根拠があれば
自信を持って(毅然と)カードを出せるはずです。という内容をお伝えしました。
人生初のカード提示は緊張しますが、第一回目の研修で覚えた”判断/判定基準(ファウル/ノーファウル)”
を持ち、今回の”無謀(危険度)”の意味を理解した上で、プラクティカルトレーニングで培った経験を活か
せば、現場で慌てず対処できるようになります。
今回は実技講習ということで多くの参加をいただき、雨天ではありましたが、せっかくの機会でしたので、
研修決行の決断に至りました。
濡れた身体でありながら全3時間受講いただき、本当にありがとうございました。
引き続き第三回目も是非ともご参加ください。
以上で第二回スキルアップ研修会の報告とさせていただきます。